制度に問題?“育休延長”でわざと保育園落選狙いか(2018/06/08 17:23)

 子どもを入れるつもりがないのに、あえて保育園の申し込みをして落選を狙うケースが多くあるという。ただ、そこには制度上の問題点もありそうだ。

 「保育園落ちた日本死ね!!!」。あの世間をにぎわせたブログの投稿から2年。待機児童問題ではこんな事態も起きていた。それは、子どもを保育所に入れるつもりがないのにあえて入所を申し込んで落選を狙うというものだ。何のために…。それは、育児休業に伴う制度の影響が大きい。育児休業は子どもが1歳に達する日まで取得でき、給与の一定額が給付金として雇用保険から支払われる。去年の法改正では育休を最長2年に延ばせることになったが、これには保育園に落ちたという証明が必要になる。これが、落選を狙う動きにつながっているのだ。東京・葛飾区では、希望の保育所を1つしか書かない人などはっきりと育休を延長したいのかどうか分からないケースも多いという。子を持つ母親の意見を聞くと…。
 来年度『保活』する予定の人:「本当に困っている人のための制度なのに保育園に行けたかもしれない人が わざと『行けなかった』と給付金もらうと他の人にしわ寄せがくる」「子どもと一緒に居たいという気持ちは分かる。(保育所に)入れなかった人にはショックかな。(育児休業が)延長されれば給付金が出るのでもらえるものをもらおうという人はいると思う」
 圧倒的に足りない保育所の数。葛飾区の場合、今年度、入所を申し込む際に育児休業延長希望と書いてあったものに関しては落ちたことを示す入所保留通知を出した。しかし、延長希望とはっきり書かれているケースは少ない。今年度は全体の申し込みの1%ほどだったという。制度に問題があるのでは?と指摘するのは保育園を考える親の会の普光院代表。
 保育園を考える親の会・普光院亜紀代表:「(育休が)2歳まで延長できるとなったわけだから保育園に落ちた人しか延長できない制約を外してしまうことが大事。長い目で見たら希望する期間、育児休業を取れる制度を拡充した方が雇い主にとってもメリットがある」

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