争点はDNA鑑定の信用性 袴田さん再審きょう判断(2018/06/11 11:53)

 1966年に静岡県の当時の清水市で一家4人が殺害された事件で、死刑判決が確定した袴田巌さんの再審、裁判のやり直しの開始を認めるかどうか11日に東京高裁が決定を出します。今回の最大の争点はDNA型鑑定の信用性です。袴田さんの弁護側による鑑定では、袴田さんが犯行当時に着ていたとされるシャツの血痕から袴田さんとは別人のDNA型を検出。これが静岡地裁に認められ、再審開始決定の根拠になりました。一方、検察側は弁護側の鑑定方法は検出できるDNA型の量が少なく、不適切だと反論。静岡地裁の決定に異議を唱えてきました。こうした点を東京高裁はどのように評価して決定を出すのでしょうか。

 (社会部・前山裕一記者報告)
 争点のDNA鑑定については検察側、弁護側それぞれの専門家が法廷に呼ばれ、主張を繰り広げてきました。検察側は弁護側の鑑定に対し、「独自の手法で信用できない」などと主張している一方、弁護側は「国際的な科学雑誌にも載っていて、信用できる」などと反論しています。この鑑定の信用性を東京高裁も認めて裁判のやり直しが行われることになれば、袴田さんが無罪となる可能性が高まります。逆に鑑定の信用性を否定して裁判のやり直しを認めなければ、袴田さんが再び収監される可能性もあります。そして、結論がどちらにせよ、検察側か弁護側が特別抗告をして最終的に最高裁で争われることも考えられます。検察側も弁護側も「立証は尽くした」としてそれぞれの主張に自信を持っています。再審を認めるかどうか注目の決定は11日午後1時半ごろです。

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