認知症の行方不明1万5000人超 過去最悪を更新[2018/06/14 10:08]

 去年1年間に認知症が原因で行方不明になった人が1万5000人を超え、過去最悪を更新しました。

 警察庁によりますと、去年、全国の警察が行方不明届を受理した人数は約8万5000人でした。このうち認知症が原因の人は1万5863人で、5年連続で過去最悪を更新しました。都道府県別に見ると大阪府が最も多くて1801人、次いで埼玉県で1734人、兵庫県で1396人でした。行方不明になった認知症の人の多くはその日のうちに自宅近くで徘徊(はいかい)しているところを見つかっていますが、227人は去年のうちには発見されませんでした。保護された人の身元確認を早く行うため、各警察は顔写真などの情報を自治体と共有する対策を進めています。

こちらも読まれています