SNSで自殺相談 1カ月間で1万件超 体制強化へ[2018/06/19 09:26]

 国がLINEなどに委託してSNSを使った自殺に関する相談を行ったところ、1カ月間で1万件以上の相談があったことが分かりました。

 厚生労働省がまとめた自殺対策白書によりますと、去年1年間に自殺した人は前の年から576人減り、2万1321人でした。8年連続の減少ですが、20歳未満では横ばいが続いていて、若者の自殺対策は引き続き課題となっています。神奈川県座間市では去年、自殺願望などをSNSに書き込んだ若い女性ら9人が誘い出されて殺害される事件が発生しました。この事件を受けて、国がLINEなどに委託してSNSを使った自殺に関する相談を3月に行ったところ、1カ月で1万129件もの相談が寄せられました。約9割が女性で、8割以上が30歳未満でした。国はSNSを活用した相談体制を強化していきたいとしています。

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