日本原電の東海第二原発 設備の実験で一部に不具合[2018/06/22 00:05]

 審査の遅れが指摘される茨城県の東海第二原発について設備が適正か確認する最終的な実験が行われ、一部で不具合が確認されました。

 日本原電の東海第二原発は、11月までに原子力規制委員会の審査に合格しなければ「廃炉」となります。審査に必要な工事計画の策定のため行われた実験では、原子炉建屋を密閉して放射性物質が拡散するのを防ぐための装置が地震が起きた時に機能するかなどを検証しました。その結果、想定上、最大の揺れが起きた際、本来閉じていなければならないパネルに幅5センチほどのずれが生じました。実験に立ち会った規制委の山中委員は、ずれが生じたことについて検討が必要との認識を示しましたが、「工事計画は大きなヤマを超えた」と評価しました。

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