市民守るはずの拳銃が凶器に…事件受け改良前倒し[2018/06/27 16:56]

 市民を守るはずの警察官の拳銃が奪われ、尊い命が失われました。警察官の拳銃は、通常は革製の入れ物に収められ、右腰に装着することになっています。拳銃は、ひもで腰のベルトとつながれていますが、このひもは、2005年に岐阜県でひもを切られて拳銃が奪われた事件を受け、ひもの芯に特殊な金属を入れて切断されにくいように改良されました。しかし、その後も拳銃が奪われる事件が発生していることから、警察庁は、2020年度をめどに、拳銃の入れ物を改良し、所持する本人以外の角度からは抜きづらくするなど、拳銃を奪いづらい仕組みにする予定でした。ただ、今回の事件を受け、警察庁ではこの計画を前倒しして、改良した装備の導入をできるだけ早く配備する方針を固めました。

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