年金機構に改善命令 10万人に過小支給巡り 厚労省[2018/06/29 23:30]

 年金が本来より少なく支給されていたことが明らかになった問題を受け、加藤厚生労働大臣は日本年金機構への業務改善命令を行いました。

 年金を巡っては今年2月、日本年金機構がデータ入力を委託した業者のミスで約10万人が本来、支給される額より少なく支給されていました。加藤大臣は29日、機構に対して業者の作業場所を確保しての業務委託を推進するなど業務の改善命令を行いました。また、機構の水島藤一郎理事長の月額報酬の10分の1を2カ月間、減額、厚労省の年金局長らと合わせて8人を厳重注意とするなどの処分を行いました。機構への改善命令は個人情報の流出問題が発覚した2015年以来、今回で2回目です。

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