水没した街で空からの救助 何人いるのか把握困難[2018/07/07 16:30]

 記録的な豪雨が各地に甚大な被害をもたらしています。岡山県倉敷市の真備地区では現在、取り残された人の救助活動が続いています。現場はどういう状況でしょうか。

 (社会部・李志善記者報告)
 真備町では今、建物の1階まで水が浸水しています。消防のヘリがホバリングをしながら、救助を求める人たちを一人ひとり助け出していっています。助けを求めて屋根に登って手を振っている人たちがたくさんいます。7日午後、1人が救助される様子も確認できました。また、下に1人、救助隊員が降ろされる様子も確認できました。ただ、消防が全然間に合っていない状況でして、地元の人たちが水上バイクで地域の人たちに声を掛けたり電話を掛けたり安否確認をしながら、一人ひとり助け出している状況が続いています。
 (Q.かなり広範囲にわたって水没していますが、どのくらいの広さに見えますか?)
 15キロほど離れた小田川が氾濫したそうですが、本流ではなく支流です。その川が氾濫したことによって、地域一帯で恐らく数千戸あると思いますが、1階まですべてつかっている状況です。この近くの人たちに話を聞きますと、小田川に近い家ほど深く水が来ているということで、小田川の方に消防ヘリが飛んで屋根に取り残された人を一人ひとり助け出している状況です。
 (Q.小田川が決壊した付近の方が被害が大きくて、近くで救助が行われているということでしょうか?)
 今、ちょうど取り残された人をつり上げて救助しています。
 (Q.大体何人くらいの人がまだ救助を待っている状況でしょうか?)
 正確な情報は入っていませんが、岸の上でたくさんの人が見守っていて話を伺ったところ、数十人連絡がつかない人がたくさんいると言っています。消防のヘリが上空を飛び始めたのも、1時間ほど前です。その前に1機ほど全体の状況を確認して回っていましたが、まだ1時間ぐらいしか経っていないので、全体像の把握はまだまだできていない状況です。

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