広島で住宅街に大量土砂 撤去めど立たず 捜索難航[2018/07/09 18:01]

 西日本を中心に100人以上の犠牲者を出した記録的豪雨による被害は拡大しています。47人の死亡が確認された広島県。沿岸部の坂町では土砂などの撤去が進まず、不明者の捜索活動も難航しています。

 (川村真弘記者報告)
 坂町の小屋浦は海に面した地区。そして、山と海が近い地区でもあります。大雨が降った日に大量の土砂が流れ込んできました。2階建て住宅の1階部分は完全に土砂で埋まっています。これだけの多くの土砂が流れ込んできたことが見て分かります。そして、こちらの被災地は幼稚園や駅があり、比較的人が多い住宅地になっています。9日、日中では警察と消防による捜索活動が行われてきました。住宅からは女性とみられる人が搬送されましたが、現在、容体が分かっていません。近くには集会所があり、現在は避難場所になっていて、8日は約300人が避難していました。9日に泊まる人は最大で4日目。正午に電気や冷房がつきましたが、断水状態でお風呂にも入っていないということです。十分な生活ができていないと言っていました。がれきの撤去作業は少しずつ行われていますが、なかなか進まない状態です。

こちらも読まれています