“豪雨”暑さと時間の壁 安否不明者の捜索続く(2018/07/10 16:50)

 10日も酷暑のなか、行方が分からない人の捜索活動が懸命に続けられている。そんななか、広島県内では新たな場所で川が氾濫して周辺には急きょ、避難指示が出される事態となった。

 広島県府中町を流れる榎川。次の瞬間、橋に流木が絡み付いて川が氾濫した。流木や泥で川がせき止められ、道路から泥水が住宅に流れ込んでいる。平成に入って最悪の被害となった西日本豪雨。13の府県で死者は146人を数え、今もなお59人の安否不明者の捜索が続けられている。
 いまだ安否不明者が49人いる広島県。9日から気温が30度を超える暑さの壁。そして、発生から72時間を超える時間の壁が立ちはだかる。広島県熊野町の住宅団地「大原ハイツ」では隣の山で土砂崩れが起き、複数の住宅が押し流された。これまでに4人の死亡が確認されたが、今も8人が行方不明となっている。捜索現場で花を供える男性の姿が。男性はアルバムなど思い出の品を探していた。
 岡山県倉敷市真備町。地区を流れる複数の川が決壊し、町の約4分の1にあたる1200ヘクタールが水没。42人が死亡している。また、行方不明者も多数いるとみられるが、市ではその数を把握できていないという。被害に見舞われた住民は水を排出する作業を続けていた。
 10日に梅雨明けが発表された四国地方。愛媛県でも25人の犠牲者を出すなど深刻な被害にボランティアが大勢駆け付けている。宇和島でも33.1度を観測し、こちらも2日連続の真夏日に。水分を含み、蒸し暑さが増すなかでの過酷な作業となった。被災地でしばらく暑さが続く一方、大気の状態が不安定で雷雨の恐れもある。また、10日のように雨が降らないなかで川が氾濫することもあり、注意が必要だ。

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