榎川氾濫から一夜 土砂の撤去進む 広島・府中町[2018/07/11 11:47]

 10日、晴れているにもかかわらず、川が氾濫した広島県府中町では、土砂の撤去作業が続いています。

 (西田隆人アナウンサー報告)
 強い日差しの照り付けている府中町です。10日昼に出ていた避難指示は丸一日経って解除されました。ただ、橋には土砂や流木が詰まっていて、川の流れは止められています。氾濫の状態が続いていますが、作業員が道路側に土嚢(どのう)を敷き詰めて住宅街には川の水が行かないようにして上流の水を下流の川へと戻していっています。川は今もなお、土の混じった茶色く濁った水になっています。一方で、県東部の福山市では、ため池が決壊する恐れがあるとして周辺の25世帯に緊急の避難指示を出しました。住民は全員、避難したということです。また、福山市の北部では、別のため池が決壊したという情報が入ってきました。その他の場所でも砂防ダムなどが決壊するという情報が複数あり、雨はやんでも住民は緊張の時間を強いられています。

こちらも読まれています