他人事が被害を拡大か 土石流に2度襲われた地(2018/07/11 17:09)

 広島県熊野町から報告です。ハザードマップが配られていて過去には土石流の経験もあったそうですが、それを生かせなかったという声もありましたね。

 (山口豊アナウンサー報告)
 まず住宅街であの日の夜、2度の土石流に襲われていたことが分かりました。今、見て頂いているのは第一波の土石流の跡です。この第一波の土石流を受けまして住宅にいた皆さんが一斉に避難を始めました。その直前まで、行政の放送で「逃げてください」というアナウンスが流れていたのですが、皆さん、まさか自分の家には来ないだろうという思いで家にとどまっていたんですね。第一波を受けて避難を始めた矢先です。今度は山の向こう側から第二波の土石流が襲ってきました。この土石流の方がはるかに規模が大きかったんですね。当時、住民の人々は避難のために道路で渋滞を起こしていたそうですが、そこが土石流に襲われました。住宅街も土石流にのみ込まれたのです。3年前に夜間の避難訓練を行っていたのですが、実は参加したのは一部の方にとどまっていたんですね。それから、ハザードマップも配られてもそれを広げずに机の中にしまったままという人も多くいらっしゃいました。ただ、想定外だったのは住民の人だけではないのかも知れません。19年前、山の北側で土石流がありましたが、その後、沢に治山ダムが作られましたが、大原ハイツには治山ダムは全くないんです。ある住民の人は「どこか他人事だという思いがあった。それが被害を拡大させてしまったのかもしれない」と話していました。

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