旧優生保護法で提訴の男性 ハンセン病療養所で講演[2018/07/16 08:01]

 旧優生保護法を巡り、国を提訴した男性がハンセン病の療養所で体験を語り、改めて国に謝罪を求めたいと訴えました。

 国を提訴した男性(75):「子どもが生まれない手術をしたということは一切、胸の中にしまっておきました」
 国立ハンセン病療養所で開かれた講演会では、旧優生保護法を巡って国を提訴した原告の男性が体験を語りました。男性は児童福祉施設に入所していた中学生の時に職員に促され、不妊手術を受けていて、「国は謝罪してほしい」と改めて訴えました。旧優生保護法による不妊手術は障害者らだけでなくハンセン病の患者にも行われていました。市民ら約150人は真剣に耳を傾けていました。
 参加した人:「やっぱり明らかに人権侵害だと思う」「すごい心に突き刺さるというか、他人事じゃないというふうに感じました」

こちらも読まれています