山道を歩いて買い出しに 一刻も早い復旧望む住民[2018/07/17 17:02]

 取材させて頂いた岡山県の南山住宅団地では、冠光寺池の脇を通る町へ出る唯一の道路が崩落してしまいました。そのため、住民の皆さんは山の中を歩いて迂回(うかい)路を使って生活に必要な物資の買い出しなどを行っているということです。

 (井澤健太朗アナウンサー報告)
 今も作業が続いています。この迂回路ですが、非常に険しい坂道が続いています。杖をついて歩いている人もいました。この奥に団地があるのですが、まだまだ非常に足元が悪いです。ぬかるんでいる所もありました。実際に足を滑らせている人もいました。そして、ごみ収集車も住宅の中に入れないので、仮のごみ捨て場までごみを捨てに来なくてはいけません。そして、その奥には仮で設置されている駐車場があります。ここに駐車されている車は、レンタカーや親族から借りた車だといいます。実際に車も町と一緒に孤立してしまっています。ここで借りた車に乗って時には乗り合わせて買い物だったり、あるいは通勤だったりに向かう人がいます。実際にその崩落した道路では、今も重機が動いていて、復旧作業が続いています。ですが、その復旧のめどというのはいまだ立っていません。17日も実際に10人以上に話を伺いました。ある持病を患っているという人は、緊急車両が通れないためヘリコプターを呼ぶしかないのではないかと不安そうに語っていました。皆さん、愛着のあるこの地でこれからも育っていくために、これからも住んでいくために、皆さん、一刻も早い復旧を望んでいます。

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