分別されぬまま…“災害ゴミ”増加 処理に課題[2018/07/18 17:05]

 災害ごみの問題が大きくクローズアップされてきていますが、遠くまでは自分で運べないからどうしようもないという声がありますが、市や自治体はそれをどういうふうに解消しようとしているのでしょうか。

 (中村昌太郎記者報告)
 市としてもある程度の負担をお願いせざるを得ないとしています。元々は市が指定した仮置き場だった公園で17日から取材していますが、その間も次々とごみを捨てていく人の姿を目撃しました。そして、捨てられているごみを見ると、大きな家具や生活ごみのようなものなど、全く分別がされていないことが分かります。収集をするにしてもごみを分別してからでないとできないため、その間にもどんどんごみが増えていってしまうという状況です。市としては、車がない人など、やむなくごみを捨ててしまう人の事情は分かるとしながらも、あくまで地域の人やボランティアの人たちの協力を得ながら指定した仮置き場まで運んできてほしいとしています。ただ、取材をしていると、被災者のなかには「なぜ近くの仮置き場ではだめなのか」と、わざわざ遠くまで運ばなければいけないその意義というのがなかなか伝わっていないのではないかと思いました。被災者の人々に負担をお願いする以上は丁寧に説明をして、しっかりと理解を得ながら処理を進めていく必要があると思います。

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