“戦後最少”刑法犯の認知件数 40万件下回る[2018/07/19 12:00]

 今年上半期に警察が認知した刑法犯の件数が40万件を下回り、戦後、最も少なかったことが分かりました。

 警察庁によりますと、殺人や詐欺などの刑法犯の上半期の認知件数は、去年と同じ時期に比べて5万件以上少ない約39万9000件でした。これは戦後、最も少なく、増加傾向にあった振り込め詐欺などが減少したことや全体の7割以上を占める窃盗犯が約4万件減少したことなどが主な原因とみられています。一方、刑法の改正が110年ぶりに行われ、去年7月に施行された「強制性交等罪」の認知件数は601件に上りました。「強姦罪」から名称が変更され、これまで被害者は女性に限られていましたが、改正に伴って男性も対象となり、601件のうち29件で被害者が男性だったということです。

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