豪雨から2週間…いまだ水引かず 復旧作業に遅れ[2018/07/20 11:46]

 西日本豪雨で亡くなった人は217人になっています。冠水被害が大きかった岡山県倉敷市真備町では、2週間経ってもいまだに水が引かずに復旧作業が遅れている地区があります。

 (石塚翔記者報告)
 町の中心地から約500メートル離れた場所では流れ込んだ土砂や水が多いため大きな水たまりができてしまい、復旧作業の妨げになっています。
 住民:「水と土砂ですね。土砂がかなり邪魔して、終わりはまだいつになるやら」「ここら辺は電気も水も…。水は飲めるやつはきていない」
 倉敷市内では、流れ込んだ水で全壊した住宅が少なくとも2500軒あり、生活の足となる車もないなか、配給された水を頼りにした生活が続いています。多くの人がボランティアを待っていますが、参加人数自体が少ないことから、10日に受け付けた分が派遣できていない場所もあります。これまでに話を聞いた被災者の人たちは「今、自分にできることは何か」を考えて助け合っています。21日からの週末、ボランティアの支援が望まれています。

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