広島・呉市 父失った娘が撮影…土砂崩れの瞬間[2018/07/21 05:53]

 西日本豪雨で24人が犠牲になった広島県呉市で、土砂崩れが起きる瞬間をカメラが捉えていました。

 森の斜面の一部が川に向かって崩れ落ち、水しぶきが上がっています。呉市安浦町の市原地区に住む高取久美子さん(41)が7日午前5時ごろに自宅の2階から撮影しました。また、映像では本来なら稲で覆われているはずの水田が一面、茶色の濁流に覆われて流木や土砂が押し寄せています。高取さんの父親・良治さん(67)は自宅の前で土嚢(どのう)を積む作業をしていて、この濁流にのみ込まれ、2キロほど離れた所で遺体で見つかったということです。高取さんは「身動きが取れず、とにかく撮影した。普段はのどかな所なのに信じられない」と話しています。

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