犯罪の危険は街中よりもネット空間に…6割が不安[2018/07/24 12:36]

 自分や家族などが犯罪に遭うかもしれないと不安になる場所はどこでしょうか。去年の調査で、繁華街などを抜いて最も多かったのはある空間でした。

 警察白書によりますと、2004年以降、治安に関する世論調査で「犯罪に遭うかもしれないと不安になる場所」について、「繁華街」や「路上」という回答が多数を占めていました。しかし、去年の調査では、「繁華街」の54%や「路上」の47%を抜いて、「インターネット空間」と回答した人が61%に上り、最も多かったことが分かりました。インターネット空間を巡っては、SNSを利用した児童ポルノ事件やインターネットバンキングを悪用した不正送金事件などが相次いでいて、サイバー犯罪に関する相談件数も12万件以上と高い水準にあります。こうしたなか、「警察に特に力を入れて取り締まってほしい犯罪」についても、「インターネットを利用した犯罪」と答えた人が最も多くなりました。警察庁では、サイバーパトロールを積極的に行い、取り締まりを強化する方針です。

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