告発状に日本ボクシング連盟が反論 その内容は…[2018/08/01 17:11]

 日本ボクシング連盟が1日午後、ホームページに掲載した告発状への反論を見ていきます。まず、アスリート助成金の不正流用について。告発では、「オリンピック強化選手だった成松選手が受け取った助成金240万円を他の2人の選手と分けるよう山根会長から指示を受けた」とあります。そもそも助成金とは、主に私たちの税金が原資となっていて、本来は第三者への譲渡は認められていません。これに対し、連盟側は「会長が他の2人の選手を思う親心からしたことであり、会長個人の利益目的ではありません」とし、さらには午後3時半すぎに、再びホームページが更新され、「このことは会長としての私の責任であり、日本スポーツ振興センターやJOC(日本オリンピック委員会)に謝罪致します」としていた文言が削除されてしまいました。現在、こうした謝罪の言葉がなくなっています。また、告発では、山根会長への過剰ともいえる“おもてなし”について、「スイートルームに宿泊、豪華な食事や送迎など過大な配慮を要求し、各都道府県にとっては極めて過大な負担となっている」と指摘している点に、「連盟がそのような指示をしたことはありません。告発側の言い分は全く的を外れています」などと強く否定しています。

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