岡山・真備町 犠牲者の半数以上が建物内で被災[2018/08/04 05:54]

 岡山県倉敷市真備町では浸水などで51人が犠牲者になりましたが、現地を調べた専門家はこれまでの水害に比べて建物の中で死亡した人が多かったと指摘しました。

 真備町では死者・行方不明者の半数以上が自宅など建物の中で被害に遭っていたと日本気象協会で報告されました。現地を調査した静岡大学の牛山素行教授は「流されなかった家での被災が多かった」と他の水害との違いを指摘しました。
 静岡大学・牛山素行教授:「(避難)準備・勧告・指示という言葉で段階性を表現することに、もしかすると限界があるのかもしれない」
 さらに調査では、住民の間で「避難指示」や「大雨特別警報」など用語への認識にばらつきがあったことも分かりました。牛山教授は避難の必要性など情報の伝え方にも課題を示しました。

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