「堤防整備怠った」鬼怒川氾濫 住民ら30人が国提訴[2018/08/07 17:23]

 鬼怒川が氾濫して被害を受けた住民が国を訴えました。

 2015年9月の関東東北豪雨で鬼怒川の堤防が決壊して大規模な水害が発生し、茨城県常総市では14人が死亡しました。水害の原因は国が堤防の整備を怠ったためなどとして、常総市の住民ら30人が国に対して3億3500万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
 原告の赤羽武義さん(78):「(Q.ずっと水は引かなかった?)引かなかった。幾日も引かなかったね」
 赤羽さんの家も1階が水につかり、妻の芳子さん(当時75歳)は、避難生活で体調を崩して亡くなりました。
 原告の赤羽武義さん:「女房の死(の原因)はどこにあった。それがやっぱり今回の提訴にふみ切った理由」
 訴えに対して国側は、訴状が届いていないのでコメントはできませんとしています。

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