台風13号“自転車”並みの遅さ 一日以上、荒天に[2018/08/08 11:48]
気象予報士の森口哲夫さんの解説です。
(Q.台風13号だいぶ動きが遅いようですね)
そうですね。この後も時速15キロと自転車並みの速度で北上していきます。関東には8日夜遅くから9日の昼前にかけて最も近づくとみられているのですが、影響がかなり長く続いてしまいそうです。
(Q.どのくらい長引きそうでしょうか?)
風がだいぶ強まってきているんですが、関東の風、9日の夕方まで警戒が必要なんですね。丸1日以上、荒れた天気が続くということになります。
(Q.この後の帰宅時間帯、ピークが重なってきそうですね?)
この後、8日午後6時の予想を見てみますと雨はまだそれほど強くはないんですが風が各地、10メートル以上と強まってきます。さらに夜遅くを見てみますと、風は20メートル以上ですね。このくらいになってきますと、鉄道の運転の見合わせが多く発生したり、かなり混乱してきそうです。そして、9日の朝ですが、台風の本体の一番活発な雨雲が千葉や茨城を中心に流れ込んできます。9日朝の通勤時間帯も交通にはかなり影響が出てきそうです。
(Q.どんなことに注意が必要ですか?)
まず千葉や茨城は記録的な大雨になるかもしれません。土砂災害ですとか河川の増水に備えて明るいうちから避難をするということが大切かと思います。避難が難しい場合には2階以上の高いところでお休みになるといいかと思います。それから先ほども言いましたとおり、鉄道がだんだん、混乱してきますので8日は早めの帰宅がよさそうですし、停電の可能性もあります。スマートフォンの充電なども早めにするようにして下さい。