日航機墜落から33年 進む高齢化 慰霊への思い[2018/08/12 17:35]

 520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から12日で33年です。群馬県上野村にある慰霊の園から報告です。

 (社会部・門秀一記者報告)
 慰霊塔から真っすぐ10キロ先に墜落現場があります。午後6時から慰霊式典が始まるのを前に現在、受け付けが行われています。遺族は12日朝早くから家族が命を落とした山に入り、現場の墓標に花を供えたり手を合わせたりしました。遺族の高齢化も進んでなかには何とか登山を終えたものの、休憩用のテントで待機していたボランティアの手当てを受ける人もいました。山の尾根にある慰霊碑の前では、オカリナの演奏に合わせて子どもたちがシャボン玉を飛ばしました。
 父親を亡くした内野理佐子さん:「33年経っても思い返すと悔しい」
 遺族の会代表・美谷島邦子さん:「効率性とか経済性でなく、一番大事なのは安全」
 この後、墜落時刻の午後6時56分には520人分のろうそくに火がともされ、黙祷(もくとう)が捧げられます。

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