73回目の「終戦の日」 平成最後の戦没者追悼式[2018/08/15 11:50]

 73回目の終戦の日を迎えた15日、「平成」で最後となる全国戦没者追悼式が東京の日本武道館で行われます。

 (陣内紀恵記者報告)
 参列する遺族のほとんどは高齢の人です。それぞれの人が平成で最後となる追悼式への思いを胸に会場に足を運んでいました。
 大阪府からの参列者:「平成の時代が終わる寂しい思い」
 福島県からの参列者:「天皇陛下が最後の追悼式ということで、非常に光栄に思って来ました」
 追悼式には戦争で亡くなった軍人の遺族をはじめ、天皇皇后両陛下や安倍総理大臣らが参列します。陛下は来年4月に退位を控えていて、天皇として追悼式に参列されるのは最後となります。厚生労働省によりますと、参列する遺族約5500人のうち8割近くが70歳を超えていて、戦争の記憶をどう引き継ぐのか課題となっています。式典では正午の時報に合わせて戦没者に全員で黙祷(もくとう)を捧げます。

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