職場での障害者虐待1300人超 「必要な措置取る」[2018/08/22 23:28]

 雇用主などによる障害者への虐待が1300人以上に上ることが分かりました。

 厚生労働省の調査によりますと、去年4月からの1年間で民間企業の雇用主や職場の上司などに虐待を受けた障害者の数は1308人で、前の年と比べて336人増加しました。知的障害者と精神障害者が多く、合わせると全体の約70%を占めます。虐待の内容では、障害者であることを理由に不当に賃金を下げられるなど「経済的虐待」を受けた割合が最も高く83.5%に上っています。なかには最低賃金を約200円も下回る時給で給与が支払われていたケースもありました。厚労省は「自治体と連携して、必要な措置を取っていきたい」としています。

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