パラリンピックまで2年 バリアフリーに課題[2018/08/26 07:04]

 東京パラリンピックまで2年となりました。宿泊施設のバリアフリー化の遅れが指摘されるなか、施設側が障害者のことをもっと知り、受け入れる施設が増えることを求める声が上がっています。

 東京頸髄(けいずい)損傷者連絡会・石毛正幸さん:「かなり広いですね。入り口の所がやっぱり他の所と全然、違うというか」
 東京・新宿区のヒルトン東京は浴室への段差がなく、車椅子でも利用しやすい客室となっていますが、来年からはより使いやすい部屋になるよう改装工事を予定しています。一方、国の調査では車椅子で円滑に利用できる宿泊施設は約3割にとどまるなど、2020年の東京大会に向けて国内外の障害者の受け入れ態勢の遅れが指摘されています。
 東京頸髄損傷者連絡会・石毛正幸さん:「障害を持った人というのを知ってもらうというのがすごく大切なことかなと」
 障害者団体の石毛さんは「バリアフリーの客室を増やすことが一番だが、2年後に迫った東京大会に向けては宿泊施設側が障害者のことをもっと知り、応対の方法を学ぶことで受け入れる態勢が拡大していってほしい」と訴えました。

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