流行拡大が止まらず 風疹患者273人 首都圏で急増[2018/09/04 11:58]

 風疹の流行拡大が止まりません。今年に入って報告された全国の患者数は273人となり、特に首都圏で急増しています。

 国立感染症研究所によりますと、先月26日までの1週間に報告された風疹の患者数は84人で、今年に入ってからの患者数は273人になりました。患者は7月下旬から急増していて、特に千葉県や東京都など首都圏からの報告が7割を占めています。風疹は妊娠中の女性がかかると赤ちゃんの聴覚や心臓などに障害が起きる恐れがあります。予防接種は妊娠中には受けられないことから、厚生労働省は妊娠を希望している女性やその家族が風疹にかかったことがなく、予防接種を受けていない場合には接種を受けるよう呼び掛けています。

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