終戦から74年 令和初の全国戦没者追悼式[2019/08/15 12:01]

 74回目の終戦の日を迎えた15日、「令和」で初めてとなる全国戦没者追悼式が東京の日本武道館で行われます。

 (社会部・小松隆次郎記者報告)
 追悼式はまもなく始まります。全国から多くの遺族が会場に集まっていますが、台風10号の影響で宮崎の遺族53人が欠席となりました。式典には、5月に即位した天皇陛下と皇后さまが初めて出席されています。
 父を亡くした遺族:「皆が平和に安泰で暮らせるような世の中になってほしいと思う」
 夫を亡くした遺族:「できるだけ平和な国にして頂きたい」
 追悼式には戦争で亡くなった人の遺族ら約5000人のほか、安倍総理大臣、衆参両院議長らが参列しています。厚生労働省によりますと、参列する遺族のうち8割近くが70歳以上となり、高齢化が進んでいます。悲惨な戦争の記憶を令和の時代にどう引き継いでいくのかが課題となっています。式典では正午の時報に合わせて戦没者に黙祷(もくとう)が捧げられ、天皇陛下がお言葉を述べられます。

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