原発処理水処理巡り環境大臣が「海洋放出しかない」[2019/09/10 15:06]

 福島第一原発で除染処理した後に残る放射性物質「トリチウム」を含んだ水について、原田義昭環境大臣は「海洋放出するしか選択肢がない」と述べました。

 原田義昭環境大臣:「思い切って放出して希釈すると。色んな選択肢を考えると他にあまり選択はないなと」
 原田大臣は個人の考えだとしたうえで、「科学的には大丈夫だと聞いている。その後の風評被害対策が極めて大事だ」と述べました。福島第一原発の汚染水は除染処理をしてもなお、放射性物質「トリチウム」を取り除くことができず、残ってしまいます。東京電力は処理した後の水をタンクに入れて原発の敷地内に保管していますが、今も増え続けていて設置スペースは限界に近付いています。処理方法については政府の小委員会で議論が続けられていますが、漁業関係者からは海洋放出に反発も強く、結論は出ていません。

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