水につかった北陸新幹線 全損なら被害額は320億円[2019/10/14 20:12]

 台風19号による大雨で浸水した北陸新幹線の被害額は320億円に上るとみられています。

 JR東日本によりますと、台風19号の大雨で長野市にある北陸新幹線の車両基地が冠水しました。北陸新幹線は1編成あたり12両で、止めてあった10編成、合わせて120両がすべて浸水しました。車両は1編成あたり32億円で、すべて廃棄となった場合の被害額は320億円に上るとみられています。車両基地は一時、4.3メートルの高さまで浸水していて、JR東日本は水が引き次第、車両の床下にあるブレーキや車内の空調を制御する装置などの点検を行うということです。JR東日本は東京や神奈川に止めていて無事だった20編成を使って当面の間、本数を減らして北陸新幹線を運行します。

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