「やるもやらないも地獄」 都の営業時短要請に不安[2020/08/03 11:56]

 新型コロナウイルスの感染拡大で、東京都は3日から酒を提供する飲食店などに営業時間の短縮を要請します。店は売り上げがさらに減ることへの不安を抱えています。

 根室食堂新橋店・平山徳治店長:「かなり(経営が)逼迫(ひっぱく)している。もう営業するもしないも地獄じゃないか」
 東京・新橋にある北海道の食材が売りのこちらの居酒屋では感染拡大前に比べ、売り上げが7割減っています。都は会食によって感染する人が増えているとして、都内の酒を提供する飲食店とカラオケ店に対して3日から今月末まで営業時間を午後10時までに短縮するよう要請します。要請に応じた中小の事業者には20万円の協力金が支払われます。
 根室食堂新橋店・平山徳治店長:「(協力金の20万円は)足りないです。全然、足りないですね。一日に1万円にも満たない。もっとテイクアウトに力を入れて斬新な商品を販売していこうかな」
 この店では午後10時以降の売り上げが3割を占めていて、1カ月で100万円余りの減収が予想されるということです。

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