新型コロナウイルスの免疫のもとになる抗体を詳しく調べた結果、半年に一度、ワクチンを打てば感染を防げる可能性があることが分かりました。
東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦名誉教授らのグループが約500人の新型コロナウイルス陽性者の抗体を調べたところ、ウイルスの動きを弱める中和抗体が150日以上、体内に残っていることが分かりました。この結果から、半年に一度ワクチンを打つことで新型コロナウイルスの感染を防げる可能性があるということです。また、軽症から中等症にかけては抗体の量が増える一方で、重症化すると抗体の量は減少していたということです。新型コロナウイルスは免疫が暴走することによって重症化することが知られていますが、免疫の暴走が抗体の量を減少させていたことが分かりました。このことから、重症化を抑えるために免疫抑制剤が有効だということが証明されたとしています。
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