豊洲市場 すべての水産仲卸業者を検査へ[2020/11/17 00:27]

 東京・江東区の豊洲市場では仲卸業者を中心に新型コロナウイルスの感染が広がっていて、業界団体は16日からすべての仲卸業者の従業員に対する自主検査を始めました。

 東京都によりますと、豊洲市場では16日、水産仲卸売業者の従業員など15人の感染が明らかになりました。豊洲市場では8月に初めて陽性者が確認され、これまでに水産仲卸業者の関係者を中心に76人が感染しています。こうした状況を受け、業界団体は16日から約480社あるすべての水産仲卸業者の従業員4000人を対象とした自主検査を始めました。検査は今月末までに終わるということです。都は市場業務全体には支障はないとしていますが、17日からは業界団体と連携して市場内の巡回を始めます。また、16日に東京都が確認した新規感染者は180人でした。重症者は40人で、80代と50代の男性2人の死亡も明らかになっています。

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