コロナ患者「入院拒否で刑事罰」 国会に提出へ[2021/01/15 11:52]
新型コロナウイルスに感染した患者が入院先から逃げ出した場合に刑事罰を科すことなどを盛り込んだ感染症法の改正案が通常国会に提出される見通しになりました。
15日午前10時から始まった厚生労働省の専門家らによる部会では、感染症法の改正案が示されました。
案では新型コロナの患者が入院先から逃げ出した場合に懲役や罰金などの刑事罰を科すことや自治体の宿泊療養の要請に応じない人には知事が入院を勧告できるようにすることなどが盛り込まれています。
部会では「一定の罰則規定は必要」などとし、改正案はおおむね了承されました。
厚労省は18日に開会する国会に改正案を提出します。
また、複数の検体を混ぜてPCR検査を行う「プール方式」についても一定の精度が保てることが分かってきたことなどから行政検査として認める方針です。