都 積極的疫学調査を縮小 保健所の業務ひっ迫受け[2021/01/23 00:37]

 東京都は新型コロナウイルスの感染者の急増で保健所の業務が逼迫(ひっぱく)していることを受け、濃厚接触者などの調査の対象を絞る方針を発表しました。

 東京都は、感染経路や濃厚接触者を調べる「積極的疫学調査」について、今後は高齢者や基礎疾患を持つ人など重症化リスクのある人を優先して行う方針を都内の保健所に通知しました。

 若者などは保健所に代わって医師による判断で濃厚接触者の認定などをしていくということです。

 都は調査の規模を縮小することで保健所の負担を減らし、重症化リスクが高い人の入院先などを速やかに調整できるようにしたいとしています。

 調査の規模縮小の終了時期については、新たな感染者数が300人から500人程度まで減少した時期を目安とし、その時の医療体制の逼迫具合などを見て判断するとしています。

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