ホワイトデー未明に火球 隕石になり海に落下か[2021/03/14 18:59]

 14日未明、伊豆大島の上空付近で大きな火球が確認されました。専門家によりますと、低い高度で観測されたため隕石となって海に落ちた可能性もあるということです。

 午前3時前に神奈川県平塚市で撮影された映像。この映像を撮影した平塚市博物館の藤井大地学芸員によりますと、静岡県富士市で撮影された映像と合わせてこの火球の軌道を分析したところ、伊豆大島の上空20キロほどを伊豆半島から房総半島の方へ西から東に流れたということです。

 一方、これは静岡県伊東市の城ケ崎海岸で15秒露光で撮影された写真です。

 この火球はJAXA(宇宙航空研究開発機構)の「はやぶさ」が探査した小惑星「イトカワ」の仲間で、火星と木星の間にある小惑星帯と呼ばれる小惑星の巣のような所から流れてきた可能性が高いということです。

 高度が低い所で光っていたことから隕石として海に落下した可能性もあるということです。

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