鉄道利用客の手荷物検査可能に 五輪前に省令改正へ[2021/05/12 14:38]

 国土交通省は、東京オリンピック・パラリンピックを前に鉄道を利用する人などの手荷物検査ができるよう省令を改正する方針を固めました。

 国交省によりますと、省令の改正では「駅や鉄道の利用客を対象に手荷物などの点検を行うことができる」という規定が新たに設けられています。

 拒否した人に対しては、駅などから出ていくよう求めることができるということです。

 手荷物検査は、東京オリンピック・パラリンピックなどの大規模イベントがある際に新幹線の停車駅や主なターミナル駅で行うことが想定されています。

 運行などに影響がないよう、改札の近くに通過しただけで危険物を探知できるボディースキャナーを設置するなどして不審人物を絞り込んで検査するということです。

 改正した省令は6月1日に公布、7月1日の施行が予定されています。

こちらも読まれています