「新たな変異“生む”」勤務医労組が五輪中止を要請[2021/05/13 23:44]

 「新たな変異ウイルスを生む環境を作りかねない」などとして、勤務医の労働組合が東京オリンピックの中止を求めました。

 全国医師ユニオン・植山直人代表:「東京にコロナのホットスポットを作ってはいけないという思い」

 全国医師ユニオンの植山直人代表は厚生労働省で会見を開き、政府に対して2カ月半後に迫る東京大会の中止を求める要請文を提出したことを明らかにしました。

 国内でワクチンの接種が十分に進んでいないなか、多くの国から選手や関係者を受け入れると感染を拡大させたり新たな変異ウイルスが出たりする可能性があると指摘しています。

 植山代表は、大会に向けて医療従事者にボランティアの依頼があることに不信感を示し、「今、医療従事者に求められる対応は、オリンピックへの協力ではなくワクチンの接種と医療体制の確保だ」と話しました。

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