大阪のテレビ局にもサイバー攻撃 中国人民解放軍か[2021/05/18 15:30]

 中国人民解放軍が関わったとみられるサイバー攻撃が、岐阜県や大阪のテレビ局などに対しても行われていたことが分かりました。

 警視庁公安部は先月、JAXA(宇宙航空研究開発機構)へのサイバー攻撃に使われたレンタルサーバーを偽名などで契約したとして、中国共産党員の30代の男性を書類送検しました。

 JAXAの他に防衛関連の研究機関なども被害に遭っていて、中国人民解放軍の指示を受けたハッカー集団が関わったとみられています。

 その後の捜査関係者への取材で、岐阜県や大阪のテレビ局など約200の団体や企業に対しても同様のサイバー攻撃が行われていたことが分かりました。

 岐阜県によりますと、情報の流出は確認されていないということです。

 これらの団体などはいずれも同じ管理用ソフトを使っていて、公安部はソフトのセキュリティーが弱いことに目をつけ、サイバー攻撃を繰り返しているとみて調べています。

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