「世界難民の日」収容者の待遇改善求め抗議デモ[2021/06/20 19:07]
6月20日は国連が定めた「世界難民の日」です。東京都内の入管収容施設の前で、収容者の待遇改善などを求める抗議デモが行われました。
難民支援団体などの約100人は、入管収容施設の収容者の待遇改善などを求めてデモ行進を行いました。
全国9つの入管施設には法務省によりますと、20日現在、国に難民を申請中の外国人など約200人が収容されています。
元収容者、デニズ・イェンギンさん:「(入管は)私たちを長い間中に入れて暴行して、精神的にも暴行して体はボコボコで出てきた」
法務省がコロナ流行前の2019年に難民と認めたのは44人で、申請者に対する認定率は0.4%でした。
難民支援団体によりますと、イギリスやアメリカなどは難民の認定率が30%ほどで、日本の認定率の低さが際立っていると指摘しています。
入管施設を巡っては、3月に名古屋で収容中のスリランカ人の女性が体調を崩し、死亡しています。