全国知事の危機感続く 国の出口戦略に懸念[2021/09/11 11:59]

 全国知事会の新型コロナ対策本部会議が11日午前、開かれ、提言(案)で政府の「ワクチン・検査パッケージ」に「国民を楽観させることは不適切だ」と配慮を求めました。

 会議は緊急事態宣言が延長されることを受けて、オンラインで開かれました。

 提言(案)では全国的に重症者数が高水準で、医療逼迫(ひっぱく)も続いているとして、秋の連休や行楽シーズンにおける都道府県をまたぐ旅行や移動を原則中止または延期とすることを呼び掛けるよう政府に求めました。

 そのうえで、希望者のワクチン接種完了を前提とした出口戦略「ワクチン・検査パッケージ」について「行動制限の緩和のみが目立ち、国民を楽観させることは不適切だ」と懸念を示し、内容や時期などに配慮を求めました。

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