3年ぶりに行動制限なしのハロウィーン目前 “聖地”渋谷のきょう一日[2022/10/29 17:40]

 ハロウィーンを控えたこの週末、3年ぶりに行動制限がないこともあり、東京・渋谷はこの時間になって人出が増えてきました。今年は水際対策も大幅に緩和され、外国人観光客の姿も目立っています。

 普段は身に着けることのない衣装を身にまとい、仲間と集う人々。渋谷は、少しずつ盛り上がりを見せていました。

 ハロウィーンを目前に控え、思い思いの衣装に身を包んだ人たちが週末の渋谷に姿を見せ始めました。

 お子さんも目立っていたので声を掛けてみると…。

 家族:「(Q.何の衣装ですか)何の格好だっけ?」「妖精」

 ところが、仮装を楽しんでいるのは女の子だけではなかったようです。

 家族:「(Q.お2人は着られないんですか。もしかしてお父さんも…)ないない」「あるよ」

 仮装を存分に楽しむ一方で、こんな悩みも…。

 家族:「ハロウィーンって何をしたら良いか分からなくて。おうちに帰ったら普通にご飯食べて寝るんだと思います」

 イスラエルから来た家族:「渋谷のハロウィーンを見に来ました」

 イスラエルから来日した家族。水際対策が今月、緩和されたことをきっかけに今週26日に来日しました。

 イスラエルから来た家族:「私たちの国にもハロウィーンと似た祭日があって、プリムといいます。息子は大きいピカチュウのコスチュームも持っています」

 この後、用意してきた衣装に着替えるということで再び合流することに。

 女子高生:「(Q.何のコスプレですか)メイドです」「(Q.この日のために?)はい!」「(Q.何をされる?)プリクラ撮って歩き回る」

 時間が経つにつれ日本人、外国人、関係なく多くの人たちで混雑が出始めました。

 そんななか、後でコスチュームに着替えると言っていたイスラエル家族に合流。コスプレしているのは、日本の有名なアニメ。

 イスラエルから来た家族:「イタチ、ヒナタ。10点満点中10点です。コスチュームを着て日本人のような気持ちになっています」

 この後、家族はラーメンを食べて帰るそうです。

 純粋に楽しもうとしている人たちの一方で、戦々恐々としている人も。

 渋谷センター商店街振興組合・小野寿幸理事長:「若者の爆発が起こらなきゃいいと思うんですけど」

 これまで“ハロウィーン”の“ハ”の字もないほどに破壊行為や痴漢、暴行などが続出。逮捕者まで出る事態に。

 コロナ禍の去年は、路上飲酒禁止のルールが破られこの有様です。渋谷区では、今年も午後6時から翌朝5時まで路上や公園での飲酒を制限します。

 渋谷センター商店街振興組合・小野寿幸理事長:「ハロウィーンの騒動の連中は馬鹿者のバカ騒動。あれは勘弁してよと。静かなハロウィーン、本来の姿に戻っていくことを期待したい」

 ハロウィーンに向け準備が着々と進められています。センター街の入口に櫓(やぐら)が設置されました。禁煙、禁酒を呼び掛ける表示もあります。警察官の人が台に乗って注意喚起をしていきます。

 警視庁は、29日とハロウィーン当日の31日にそれぞれ最大で350人の警察官を配備するとしてます。

 3年ぶりのにぎわいをみせる“ハロウィーン”。期待と不安が交錯するなか、渋谷の今はどうなっているのでしょうか。

 午後の渋谷駅の様子です。かなりの人手ということが分かります。現場の雰囲気はどうなっているのでしょうか。

 (佐々木快アナウンサー報告)

 ハチ公前広場、人でいっぱいになっています。まだハロウィーン当日でもないのにもかかわらず、これだけの人出です。

 今年は例年以上に仮装する人も多くて、渋谷駅周辺は何だかカラフルです。

 これだけ見ていても人は多いように感じますが、実は皆さん当日を避けて29日、この日を選んだということです。行き交う人々も、節度を持ってハロウィーン期間を楽しみたいですということを話していました。

 また、今年は水際対策の緩和がありました。外国人の人々も多くみえています。話を聞くと、「日本の文化を楽しみたいです」「コスプレを見てコスプレをして雰囲気を味わいたいです」ということを話していました。

 ただ先ほどから雰囲気が変わってきました。

 若者の姿というのが多くなってきました。なかにはお酒を持って、待ち合わせをする人の姿もありました。

 この後、午後6時から路上飲酒の禁止時間が始まりますが、皆が皆、楽しめるハロウィーン期間になっていくのでしょうか。

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