【南極観測隊】洋上の慰霊祭 レイテ沖海戦の犠牲者を悼む[2022/11/15 20:00]

=11月14日(月)=
きょう、支局内の最高気温は30℃を記録しました。
テレ朝“しらせ支局”がある右舷前方の部屋は、「船内で最も空調が効かない場所」として有名だそうです。
庶務を担当する隊員の方が、私たちのことを心配してくれて扇風機を貸してくださいました。

そんな真夏のような暑さが続く中、今日は甲板で「レイテ沖洋上慰霊祭」が行われ、自衛隊員およそ150人と観測隊員58人が参加しました。
「レイテ沖海戦」で犠牲になった人たちを慰霊するもので、周辺の海域を通過する際に必ず行われる海上自衛隊の行事だそうです。
(*「レイテ沖海戦」=太平洋戦争中の1944年10月、フィリピン周辺の海域を舞台に行われた海戦。日本海軍は航空母艦など多くの艦船を失う)

慰霊祭では、「しらせ」の波江野裕一艦長と第64次観測隊の伊村智隊長が花やお酒などの供え物を海に投げ込み、参加者全員で黙とうを捧げました。

そして、今日の夜ご飯はなんと…「刺身」でした!!
隔離生活中も生モノを食べることができなかったので、感動しました。

そういえば64次隊には、昭和基地周辺で魚を釣って、生態を調べる研究チームもいるんです。
現地に着いたら、順次その研究の様子もお伝えしていきたいと思っています!


報道局 吉田遥 神山晃平

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