連覇の金、悲願の金…スケート頂点の2人が会見で[2018/02/19 12:01]

 羽生結弦・小平奈緒の金メダル獲得に沸く平昌(ピョンチャン)オリンピック。日本のメダルは金が2個、銀が5個、銅が3個となり、自国開催の長野オリンピックに並ぶ最多10個となりました。

 まずは、日本に良い流れを呼び込んでくれたのがフィギュアスケート男子でした。けがの影響でこの大会が4カ月ぶりの実戦となった羽生が、右足の痛みにこらえながら平昌オリンピックで日本勢初の金メダルを獲得。この競技66年ぶりのオリンピック連覇を成し遂げました。さらに、ショートプログラムを終えて3位に付けていた宇野昌磨も逆転で銀メダルを獲得。日本勢が金銀を独占する快挙となりました。
 羽生結弦:「非常にたくさんの思いを込めてこの金メダルを取りにいきました。けがをするまで順風満帆で何もなくうまくいっていたら、多分、オリンピックでは金メダルを取れていない。色々な経験があったからこそ色々な勉強ができて学ぶことができた。それを生かせたのが今回のけがからの復帰だと思う。今まで人生をスケートに懸けてきて良かったと心から言えますし、本当に誇りを持って五輪金メダリストになれたと思うので、これからの人生、五輪金メダリストとしてしっかり全うしたい」
 宇野昌磨:「あまり実感はないが、2位という結果はうれしく思う。(羽生選手との)実力の差が結果に出たと思っていますし、もっと僅差で競い合える選手に早くなりたい」
 そして、今大会日本勢2つ目の金メダルとなったのが、スピードスケート女子500メートルです。14日の1000メートルでは悔しい銀メダルとなった日本短距離のエース・小平が、オリンピックレコードで悲願の金メダル。スピードスケート女子で初めて表彰台の一番上に立ち、新たな歴史に名を刻みました。
 小平奈緒:「私が夢に描いていたものを成し遂げることができたので、とてもうれしい気持ちです。一言でいえば、バンクーバー五輪は『成長』。ソチ五輪は『屈辱』。今回の五輪はまた『成長』なのかな。ソチ五輪は本当に苦しかったですけど、今回またスケートの楽しさを思い出させてもらった五輪だった。まずは帰って家族と話をしたいです」

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