「骨太の方針」 消費税10%「今年中に判断」と明記[2014/06/09 13:01]

 政府が9日夕方、経済財政諮問会議に示す「骨太の方針」の骨子に消費税10%への引き上げを「今年中に判断する」と明記していることが分かりました。

 経済財政諮問会議は、9日から経済財政運営の指針となる「骨太の方針」について具体的な検討に入ります。来年10月に消費税を10%に引き上げるかどうかは、安倍総理大臣が経済状況を勘案したうえで12月に決定する方針で、「骨太の方針」でも判断は留保した形となりました。一方、財政健全化に向けて、国と地方の基礎的財政収支を2020年度までに黒字化するという目標が改めて盛り込まれました。しかし、どう達成するかは、「具体的な道筋を早期に明らかにできるよう検討を進める」とあいまいな表現になっています。焦点の法人税率引き下げは、来年度から引き下げる方針を明記するかどうか、与党との調整が続いています。

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