電事連会長「もんじゅなしで核燃料サイクル可能」[2016/09/16 22:38]

 高速増殖炉もんじゅの廃炉問題について、電気事業連合会の勝野哲会長は、もんじゅに関係なく核燃料サイクルを進めていくことは可能との見解を示しました。

 電気事業連合会・勝野哲会長:「ウラン資源の有効活用、廃棄物の減容化の観点からも極めて重要だと思っている。もんじゅというものに関係なく原子燃料サイクルを進めていくことは可能」
 電事連の勝野会長は、核燃料サイクルの必要性を強調しました。そのうえで、仮にもんじゅがなくても、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムにウランを混ぜたMOX燃料を使ったプルサーマル計画を推進するべきだとの考えを示しました。また、もんじゅは原子力規制委員会から運営主体を代えるよう勧告を受けていますが、「(電力会社は)技術的知見がなく、運営主体になり得ない」と述べました。

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