百貨店売上8カ月連続マイナス 長引く節約志向など[2016/11/22 15:48]

 全国百貨店の10月の売上高は4755億円余りで、前の年の同じ月に比べて3.9%減少し、8カ月連続のマイナスとなりました。

 日本百貨店協会によりますと、例年10月は冬物衣料の商戦が本格化し、年間を通して最も衣料品の売り上げシェアが高くなりますが、今年は消費者の節約志向の長期化や天候の影響で厳しい状況だったということです。商品別の売上高でも、家庭用品や食料品といった主要5品目すべてが3カ月連続の減少でした。ただ、日本百貨店協会は10月の売上高について、8カ月連続で前年割れしているものの、落ち込み幅が減少していることから改善傾向がみられるとしています。また、外国人観光客に対する売上高は約150億円で、前年の同じ月に比べて約13%マイナスと7カ月連続で減少しました。

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