“軍事応用研究”6億円→108億円に 予算編成大詰め[2016/12/19 11:52]

 来年度の予算編成が大詰めを迎え、19日午後から閣僚折衝が始まります。軍事に応用する研究費用が今年度の18倍で調整されているほか、福島第一原発の除染費用に初めて国費が投入されます。

 来年度の予算案は97兆5000億円程度と過去最大で、防衛費も過去最大の5兆1000億円程度となります。なかでも企業や大学に対し、軍事に応用する研究費用については新たに大規模研究を促進するとして、今年度の6億円から来年度は18倍の108億円で調整されています。また、原発事故による帰還困難区域の除染費用を東京電力に請求せず、国の税金で肩代わりして300億円程度、計上します。事実上の東電救済措置です。19日から閣僚折衝が始まり、22日の閣議で決定します。

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