三菱重工業 来年度は事務系新入社員を採用せず[2017/07/31 23:26]

 三菱重工業は来年度、営業や人事などの事務系職種の新入社員をグループで採用しないと明らかにしました。

 三菱重工業・小口正範CFO(最高財務責任者):「ルーキーとして育てた方がいいのか、それともエキスパート技術を身につけた人を採用したほうがいいのか。採用についての考え方を多角化していきたいと思っている。決して業績が悪いから、人員を絞るためにというつもりは毛頭ない」
 三菱重工の小口CFOは、企業買収が増えるなかで事務系の人員が重複してきたことや生産拠点の海外展開が進んでいることから、採用の方針を転換していく考えを示しました。三菱重工はこれまで毎年、グループ全体で事務職は数十人から約200人、技術職は200人から500人規模の採用を行ってきました。2009年度を境に両職種とも採用人数は減少傾向にあるものの、事務系職種を採用しないのは初めてだということです。なお、2019年度以降の採用方針は未定だとしています。

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